赤ちゃんはお腹の中にいるだけなのに、いろいろと教えてくれる。
赤ちゃんはお腹の中にいるだけなのに、いろいろと教えてくれる。
予定日は2月19日。
とはいえ、予定日に生まれてくるのは5%ぐらいらしい。
また、母子ともに健康である保証もない。
無事を祈っているし、お参りしたら、常に妻と子どもの幸せと健康を祈るようになったけれども、その保証はない。
自分がパパになる。
そして、父は、おじいさんに。母はおばあさんになる。
弟はおじさんになる。
子どもの将来を考える。
自分が生まれてきた時、親は何を考えていたのだろう。
何を願っていたのだろう。
そんな事も考える。
そして、どういう教育をしてきたのだろうかと。
私の父と母を自慢するなら、その一つは、成績が悪くても、ゲームや部活のテニスばかりしていても、怒らなかったことだろう。
学歴が邪魔をして、あまり信じてくれない人も多いけれども、学校の成績があまりよくなかった。
中学の時も高校の時も。
小学2年生の夏休み、狂ったように、朝から晩までテレビゲームしていたけれども、怒られなかった。他の家では30分とか1時間とか決められていたのに、そんなことはなかった。
中学生の時、塾をよくずる休みしていたけれど、怒られなかった。
高校生の時、200点中8点を取ったことがある。いろいろと赤点を取ったこともある。それでも、怒られなかった。
今思うと、すごいと思う。温かく見守っていてくれたのだと思う。昔は子どもに興味がないと勘違いしていたのだけれども。自分が逆の立場ならキレていたかもしれない。
好きなことをやらせてくれていたからこそ、自分の人生に責任を持ち、生きることができたのだと思う。
子どもの時、勉強するモチベーションの一つは、親を喜ばすことが原動力になっていることが多い。
100点を取れば親が喜ぶ。悪い点数を取ると、親が怒るケースが多い。
だから、単純で、高校の時までは、親は成績に一喜一憂し、いい大学とかに進学すると、親は大学の成績は知らないケースが多い。それは、もう興味がないからだ。
勉強ができる= 親を喜ばすもの。そう思うと、勉強はつまらなくなる。
だから、受験で一杯一杯になる。
その点、うちは、そのような事はなかったので、自分も弟も(一番下の弟は博士までいき、研究者の道へ)大学院まで行ったのだろう。
でも、そのようなことも、今、お腹の中にいる子どもがいたからこそ、そう思うのかもしれない。普段、親への感謝とか、考えないからね。
お腹の中にいるくせに、存在感は半端ない。いろいろな事を教えてくれる。
こんなエピソードもある。
妻は頑固だ。自分の意見を曲げない。そして仕事人間だ。
仕事ができるからこそ、他の人にあまり任せられない。
他の人に、大事なプレゼンテーションをする場面。昔だったら、絶対に自分がやっていた。
新人には任せられない。
でも、立っているのもしんどい。
だから「えいっと」頼りない新人に任せた。
そしたら、頼りない新人が、ウソのように、そのプレゼンテーションをうまくやり遂げることができた。
そんな話を聞いた時、お腹の中にいる赤ちゃんは存在感は半端ない。と思った。
ということで、いろいろと書いたのだけど、子どもは全く生まれてくる気配はない。
気長にまとう。
今は、目の前の仕事に集中しています。