入籍までの流れをカンバン方式(Trello)などを使ってライフハックしたお話
2016年3月30日の本日、結婚しました。
入籍までたくさんのタスクがありました。それらをどう消化していったのか、書きたいと思います。
【私のスペック】
31歳。起業して、2年半。大学の研究用システム開発や情報教育(プログラミングや情報発信)を経営者などに教えている。主にWebアプリの開発が好きで、よく使う言語はPHP。技術者出身ということもあり、最近は商売が下手くそで、現在お勉強中。詳しくはこちらから。
【彼女のスペック】
32歳。某自動車会社の人事、新卒担当。パソコンの操作は問題なし。
仕事はできる子。鳩が嫌い。最近は全国各地に出張。
【何かしらツールが必要になった理由】
入籍や結婚まで、何をするべきか、二人で話し合い、洗い出してみました。
例えば、彼女を私の親に紹介するというタスクがあったとします。
これを作業分解していくと、
・親の予定を聞く
・彼女の予定を聞く
・会う場所、時間を決める
・持っていくおみやげを決める
などあります。
基本的なやり取りはLINEを使っていました。
しかし、これ以外にもタスクがたくさんあり、一例をあげると
◯引っ越し場所の選定
◯入籍までの必要な書類を揃える
◯入籍の証明してくれる人をお願いする
◯入籍日を決める
◯会社に結婚を伝える時期を決める
◯両親の顔合わせ場所を選定する
などなど。
これらも、分解すると細かいタスクに分けられます。
これをLINEでやり取りすると、もう何がどうなっているのか、わからなくなります。
ただでさえ、仕事でくそ忙しいのにも関わらず、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいました。
そして、ふと気付きました。
「あれ、これって仕事と一緒じゃんと。単純に関わっているプロジェクトがもう一つ増えたと思えばいいと」
先程の例をあげると、彼女を私の親に紹介するというタスクも、基本的には会議などのスケジュール調整と変わりません。
最初は付箋などを使って、タスクの洗い出しもやったのですが、互いに別々に住んでいたこともあり、Web上でやり取りできるものがいいという結論に至りました。
そこで、私が仕事でよく使っているTrelloを用いることにしました。
Trelloとはカンバン方式のようなもの。
(画像はtrelloのサイトより引用)
元々、私が勤めていた楽天で、JIRAを使っていたのですが、有料のため、無料のTrelloを使っています。
このツールを使うことで、
・全てのタスクを出すことができ
・誰が何をやっているのか
・どのタスクが終わったのか
を俯瞰して見ることができます。
また、Trelloにもコメントでのやり取りもできるのですが、その部分に関してはLINEを併用していました。
導入コストが高いと思ったのですが、意外と簡単に彼女も使いこなすことができました。
2月の上旬から利用し始め、約2ヶ月で33のカードをつくり、15個消化しました。
【Trelloを使って悩んだこと】
Trelloでは1枚のカードでチェックリスト(ToDoリスト)を紐付けることができます。
そこで、1枚のカードでどれだけのタスクを持たせるのか(1時間で終わることなので、何週間もかかるのか)がなかなか決めづらい部分でもありました。
ただ、手が止まってしまうのはよくないので、修正することを前提にまずは、カードを作って、タスクが大きいようであれば、それを細かくしていくなどの修正を加えていきました。
私がカンバン方式を利用して、意識していることが一つあります。
1つのアクションをしたら、1つのカードまたは、チェックリストにチェックがつけられるぐらいのタスクに要素分解し、やった感を出すことです。
Trelloを使いはじめてから、全然、入籍までの道のりが消化できてないと焦っていた時期がありました。
そんな時に、Doneの一覧を見てみると、意外とコツコツと作業していた事に気づきました。
実物はこのようなものになりました。
最後に。
入籍以外にも、結婚式をあげるなど、このプロジェクトは永遠と終わらなそうです。
時には炎上もしそうです。だからこそ、素敵な出来事もこれからたくさんあるかもしれません。
仕事も炎上案件はよく覚えているけれども、何事も起きないと、思い出すことすら、困難ですからね。
そして、意外と結婚した実感があまりありません。ただ、婚姻届をだしたというタスクが終わったという感じです。
ただ、こういう機会があるからこそ、今まで、出会って、影響を与えてくれた人に感謝できるなと。
話は変わりますが、最近、尊敬している方が
「手紙を書くと運気が上がるよ」
と教えていただき、せっせと書くようになりました。
あとは、万年筆を彼女からいただいたこともあり、今まで、文字を書くのがあまり好きではなかったのですが、お気に入りなので、たくさん使おうという気になります。
お世話になった人に挨拶をしたり、手紙を書くようになり、一つだけ自信を持ったことがあります。それは、人に恵まれているなと。
起業をしてから。私一人が困る分には、まぁ、いいかと思っている自分がいたのですが、さすがに、結婚をした以上、稼いで、彼女を楽させないといけないなと思いました。
いろいろな書籍を読んでいると、別れる理由の一つがお金だったりします。初心に戻って、一からまた頑張っていきたいと思います。
これからも引き続きどうぞよろしくお願いします。