全ては仮説と検証

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起業したい人・サービスを作りたい人にオススメ。ビジネス価値を最大化する思考法の感想

 

ビジネス価値を最大化する思考法―[世の中に役立つヒットアイデアのつくり方]

ビジネス価値を最大化する思考法―[世の中に役立つヒットアイデアのつくり方]

  • 作者: 井上裕一郎,「元気が出る本」出版部
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2017/06/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書籍を読んだ感想として、起業する前にぜひ、読んでおきたかった本だったなと。

 

何かサービスを作る時、どうしても、自分が○○を解決したい!!と自分本位に作ってしまいます。

 

特に私はエンジニアでもあるので、思いつきで、何かを作ったりします。大体は、何も考えずに作ったので、出来上がって満足したら、放置してしまいがち。

 

自己満足で、どうすれば、広がるかとか、どうすれば売上が上がるのかなど、ほとんど考えていない状態だったので、本当に恥ずかしい限り。

 

そして、サービスを作り、リリースをした時に、「売れない、売れない!」と焦りだすわけです。

 

この本が中心に書かれているのは、
世の中の「お困りごと」をいかに発見し、解決していくかの一言につきます。

 

書籍には一例として、このような流れが紹介されています。

1.お困りごとをチャンスと捉える。
2.自分たちの「強み」を生かしたアイデアやノウハウを見出す。
3.「お困りごと」を自分たちの「強み」で解決する
4.多くの人に必要とされる新しいモノやサービス、ビジネスが生まれる。

 

多くの人は、1番や3番のお困りごとを軽視しがちだなと。だからこそ、独りよがりのサービスが生まれ、ビジネスとして、発展していかないのだなと。

 

非常に反省した次第です。

 

では、お困りごとの本質はどのようにつかめばいいのか。

「共感してもらえるモノやサービスを生み出すためには、困っている人のホンネを深く理解することが重要」

と書かれています。

 

自分が想定しているホンネと世間が求めているホンネはまたズレが生じやすい。

 

だからこそ、Webではよくテストをします。仮説と検証を繰り返し、悪いものは改善していきます。

 

この書籍で、非常に面白かった一例として、結婚相談所があげられていました。

 

「彼氏や彼女を作ろう」「素敵な結婚式をあげよう」というアプローチから、容姿、学歴、収入などを入力、その条件にマッチした人と会っていく。

 

ただ、実際に結婚相談所を利用した人に聞くと、「幸せな結婚式を挙げたくて相談しているんじゃない。幸せな家庭をつくりたくて相談している」ということが書いてあり、このあたり、時代によって、本質が変わってきているのだなと。

 

 

このホンネも日々変化しているので、常に現場の声に耳を傾けながら、ニーズにあったサービスを提供していかないといけないのだなと。

 

ホームページやブログを作る時も、表面上の検索キーワードがどれだけ検索されているのかを調べて、記事やコンテンツを作っていきます。

 

ただ、それだけでは、どうしても上辺の情報しか書くことができず、差別化していくには、お客様の声がいつも大切と言っています。

 

書籍には、より深くホンネを聞くためのメソッド、そしてそのホンネから抽出されたお困りごとを解決するための、自分の強みの見つけ方が書かれているので、これからスタートアップしたい人や、新規サービスを作ろうとしている人には本当にオススメです。

 

最後の、この書籍のおわりに書かれていることで

「その商品を売ろうとしているのか」
「その商品で「社会や個人の問題を解決しようとしているのか」
この違いが「売れる」「売れない」を分けているように思います。

 

と書かれていました。

昔、こんな記事を書きました。

www.it-souji.com


結局、長く大活躍している人は、嘘やブランディングをしたいという等身大以上の事を書いたりすることはないなと。

 

そして、人の嫌味につけこみ、売り込もうとしている人はやはり、短期的にはすごく稼いでも、結局は恨みなどを買い、大事なところでこけてしまいがちだなと。

 

そして、改めて、その商品で「社会や個人の問題を解決しようとしているのか」ということを考える切っ掛けを与えてくれました。

 

私の一つの今後やっていく事として、いい商品やサービスであるけれども、認知されていなくて困っている人や会社があるとします。

 

それらの方に正しいWeb戦略を伝え、仮説と検証を繰り返しながら、Webを通じて、認知していただくお手伝いをしていきます。

 

そして、お客様の元に商品やサービスを届けられ、お客様が喜んで貰えればそれ以上に嬉しいことはないなと。

 

そして、この書籍も、マラソン仲間が一部を担当し、協力してできた書籍です。


単純に書籍だけを読んだだけなら、こうやって、記事を書こうというモチベーションは低いですが、仲間が作った書籍で、かつ内容も、本当にためになる!!と思ったら、不思議と思わず、記事にしてしまいました。