歩く勇気。ハーフマラソンで5回歩いたけれど、自己ベストを出した話
1年ぶりのハーフマラソンに大会に参加してきました。
参加した大会は荒川・戸田ハーフでした。
練習量は、去年の半年から今年の1月までは、毎月30kmも走れない時が多く、2月で200km超,3月で100km超という練習量でした。
今年は6日間550kmの飛脚というレースを走ります。
そのために、4月に富士五湖100kmに挑みます。
6日間で550km。
これは、私の実力では、どうしようもない、距離だったりします。そこで、私は直感的にこれが良いと思った練習を取り入れています。
今回は久々のレース、またハーフマラソンなので、いろいろと試せると思い、実際に試してみました。
今回のレースで試したものは二つ
1.ウォークブレイクを用いる。
2.ビブラムシューズ(クッション性のない靴)を使ってのランニング。
今回はこのウォークブレイクについて、お話をしたいと思います。
ウォークブレイクとは歩き休み。1998ロッテルダム・マラソンでファビアン・ロンセロは途中、このウォークブレイクを数回入れながら当時世界記録2:07:26で走っている。
http://masujiro.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-4f80.html
より引用。
そして、効果は
筋肉疲労をレース中に回復させ
筋エネルギーの枯渇を防ぎ
オーバーペースを防ぎ
故障を防ぎ
リカバリーも早める
http://masujiro.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-4f80.html
より引用。
特に、私はフルマラソンや100kmマラソンのような長い距離を走ることをメインとしてます。
そして、常に心がけている事が、いかにして、練習をせず、いかにして、速く走れるかということを意識しています。
また、富士五湖ウルトラを出た時に、車が通る時に、足止めを食らったり、していたが、意外に休憩ができてよかったなと感じた経験。
トレイルランで、写真を撮って、立ち止まったりしていたほうが、余裕があるのか、最後まで足が残っていたりしていた時がありました。
だからこそ、試してみる価値があると感じました。
今回、実験したこと。
4kmに1度10秒程歩くこと。合計で、5回程歩きました。
これ、実際に試すと恐怖に駆られます。
なぜなら、
マラソンは常にイーブンペースで走らなければならない!!
絶対に歩いてはいけない!!
それが、常識だと考えている人が多いと思います。
私も後半ペースが落ちない限りはこの理論を実践していました。
それに疲れていないのに、歩くという行為が自殺行為に思えてなりません。
普通の人にとって常識的な事、意外をやることは、勇気がいります。
今回でいうと、歩く勇気です。私の中の価値観を壊さなければなりません。
実際、試す前は、半信半疑でしたし、さすがにふざけすぎかなと思いました。
ただ、これはあくまでもハーフマラソンで、練習なのだから、トライすることが重要だなと。
実際に試して、私の感覚としては、当然、歩いたら、抜かれます。
ただ、ウォークブレイクをしても、数分後には追いついていました。
後半は、相手のペースが落ちているので、すぐに抜き返す事も可能でした。
結果として、練習量が少ないわりに、自己ベストを更新しました。
1時間35分35秒。
人によって、このタイムが速いと思う人もいれば、遅いという人もいると思います。
ただ、一つだけ自信があるのは、練習量は少ないほうだと思います。
ゴール後、私より、少し後にゴールした人が、私が、変な走り方をしていたので、声をかけてくれた方がいました。
「月間何キロ走っているのですか?」
「どんな練習をしていたのですか?」
「歩いていたのに意味はあったのですか?」
その方は月300km程走っているようでした。
ただ、練習をしていても、タイムが伸びていないと言っていました。
その話を聞いた時に、私は、他の人と何が違うのかということを考えたときに、一つのキーワードが「変化」だと感じました。
今回の変化はウォークブレイクで、ハーフマラソンで、歩いたり、走ったりを繰り返していました。
練習も、ただアスファルトを走るだけでなく、トレイルを取り入れたりなどしていました。
それがよかったのかなと思っています。
こうやって、実際に試してみると、ただ走るだけでも、奥が深いなと感じました。
皆さんも、ぜひ、一度ウォークブレイク試してみてはいかがでしょうか。