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一度は行ってみたほうがいいと思った。小豆島お遍路150kmで学んだ8つのこと。

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雄大です。

 

そもそも小豆島お遍路とは。


全工程、約150km。香川県の小豆島にあるこの霊場は、弘法大師(空海)が生国である讃岐(現在の香川県)から京都へ上京または帰郷する際に、しばしば立ち寄り、島の各所で修業や祈念を行なったとされる霊験あらたかな霊場である。

 

88ヶ所に奥の院6ヶ所を含めた94ヶ所が公認霊場となっており、寺院霊場30、山岳霊場10余、堂坊50余に分かれる。』

小豆島八十八ヶ所について | 小豆島八十八ヶ所めぐり

より引用。

 

四国のお遍路だと、一ヶ月以上かかってしまいます。さすがに、まだ、それだけ休む体力がないので、今回はそれのミニバージョンということで、小豆島お遍路を選択しました。

 

ちなみに、たったの150kmと侮ってはいけません。

 

日々、山を登ったり、下ったり。あとは、荷物などもあります。

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すぐにまわれるだろうと思って、なめてかかると痛い目にあいます。

 

小豆島の方に聞いたのですが、小豆島は小さい島で半日ぐらいでまわれるのではないかという方も多いらしいです。

 

一度は行ってみたほうがいいと思った。小豆島お遍路で学んだ8つのこと。

  1. 仕事の時間の使い方の見直し。
  2. 何よりもまずは健康から。
  3. 与えられると返そうと思う。
  4. 仲間の大切さ。
  5. 知識より実践をすること。
  6. 自分の足で歩くからこそ価値がある。
  7. 前に進めば、ゴールに近づく。
  8. 先祖の大切さ

 

1.仕事の時間の使い方の見直し。
全体では今回は9泊10日の日程となりました。小豆島、東京間は青春18切符を利用しました。


小豆島お遍路は7泊8日となりました。

1月、2月は一度も休みを取らずに仕事をしていました。正月も仕事をしていました。
今回はMac book airを持っていったので、電車の中や朝と夜に、メールのチェックと返信をしていました。


また、歩きながら、電話やiphoneを使って応対もしていました。

 

それでも、本当に必要最低限の仕事はこなせることができました。ただ、大きな開発などがあるときは、さすがに無理だなと思いましたが、メールでのやり取り、電話でのやり取りは可能かなと。

 

そうやって、考えると、仕事、仕事といろいろと犠牲にしてきたつもりが、積もりに積もって、非常に非効率的な働き方をしていたなと実感しました。

 

例えば、何か新しいことを考える、問題にぶち当たる。
机に座って考えるよりも、人と話したり、歩いたり、走ったり。
そうしながら、頭を働かせるほうが非常に効率的だなと。

 

また、事務作業も多くの仕事の時間がとれるとばっかりに、だらだらと仕事をしていたのではないかと思いました。

1日の大半を仕事に捧ぐのもいいのですが、そういうような場合は、ある程度の期間を決めないといけないなと。それが続くようだと、だんだんと効率性が落ちていきます。

 

2.何よりもまずは健康から。

8日間、ずっと歩き続けるということは、それなりの体力が必要です。

 

そして、年齢とともに、何も運動をしなければ、体力は落ちていきます。
逆に適切な運動をしていれば、体力は維持できます。
仕事にも、体力や集中力が必須だと思っています。


1月、2月はほとんど、走ることもなかったのですが、逆に、大きなストレスを感じ、
何をやっても、うまくいかない状況がありました。
東京に戻ってからも継続的に運動しようと思いました。

 

3.与えれると返そうと思う。

お遍路をしていると、島の方に「お遍路さん」と言われ、いろいろとお接待を受けさせていただきました。私が出会った、小豆島の人達は皆良い人達ばかりでした。

 

道中で、みかん、コーヒー、お菓子などなどいただきました。移動に困ったときは、車に乗せて行ってもらったりなど(全部歩いた後など)。そして、お遍路の歴史、小豆島の歴史などもたくさん教えていただきました。

 

こちらが与えることができるのは、感謝の気持ち、あとは小豆島の繁栄を祈るだけです。

 

ただ、若い人がまずくるだけでも、喜んでいただきました。

 

たくさんの事を与えられた分、日常で少しずつ、返していきたいなと思っています。
このブログを見ていただき、小豆島に行くきっかけになったら、それはそれで、とても嬉しいことです


4.仲間の大切さ。
今回は、4月から就職する、一緒の年にサハラマラソンを走った子と一緒にまわっていました。


積極的に先導してくれたり、道案内してくれたり。

 

二人で役割分担があった分、とても心強かったです。

 

今は、一人で会社をやっていますが、仲間って、本当に重要なんだなと思いました。
一人一人が別々であれば、当たり前ですが、毎回、道も調べないといけないし、宿も取らなければなりません。お金が足りない時は、誰にも頼ることもできません。

 

5.知識より実践をすること。
よく、人生の生き方のような、How toのウンチクをたれる人がいます。
または、書籍でわかったような気になっている人もいます。

 

たった、一週間のお遍路で、全てが学べるとは思っていません。
ただ、実践が伴うことで、自然と今まで当たり前の事に感謝できます。

 

例えば、毎日、部屋の中で布団の中で寝ること。
氷点下を下回る中、テント泊していたのですが、深夜は凍え死にそうになりました。
そんな次の日は、雨がふるということで、宿に泊まったのですが、布団の暖かさ、部屋の暖かさに感動したほどです。

 

また、毎日、お祈りすることで、不思議と感謝する気持ちが湧いてきました。
そういう意味でも100冊の本よりも一度の実践のほうが優っていると思っています。

 

6.自分の足で歩くからこそ価値がある。


地元の人が「お遍路はどんどん廃れていっている」と言ってました。

 

その理由として、車で参拝したことが増えたからと言ってました。

 

『その昔「お遍路」とは死出の旅でもありました。
不治の病にかかった人、家も家族も財産も無くした人など、人生に落胆した人や、何もかも無くなってしまった人がせめて自分の最期には仏様の御利益をいただきたいとお遍路の旅に出たということです。いつ死んでもいいように白装束を身にまとい、自分の墓標になるように金剛杖を突いて巡礼していたようです。』

http://reijokai.com/shodoshima88/history.htmlより引用。 

その昔は、命をかけてお遍路にでかけていました。

 

歴史のある遍路道を一歩一歩歩くからこそ、そこに価値があると思いました。

 

参拝をしていても、歩いている人とのほうが、やはり共感できるものがありました。
「あそこの山道は苦しいよね」など。一歩一歩歩いているので、小豆島の地図が頭に入るようになりました。

 

7.前に進めば、ゴールに近づく。

お遍路もマラソンも、とにかく最初は絶望を覚えるぐらい長いです。
そんな長い道のりも、一歩、一歩また歩いて行くと、ゴールに近づきます。
当たり前といえば当たり前です。


ただ、道中は、いろいろな不安に駆られます。
「本当に大丈夫なのかな」「達成できるのかな」と。ただ、そこで止まったら終わり。
苦しくても、まずは一歩に集中する。その積み重ねがゴールへと導いてくれます。
これは、今を生きると言い換えてもいいのかもしれません。

 

8.先祖の大切さ
あなたの家系は「何宗」と質問された時、不覚にも答えることができませんでした。

皆さんはすぐに答えることができますか?

 

家には、仏壇があります。しかし、ここ最近は線香すらあげた記憶がありません。
お墓参りにもあまり行ってませんでした。

 

それが、非常に残念なことなのだなと、あらためて感じました。
今、生きているのも、先祖がいたからこそです。そして、父親、母親が私を産んでくれました。

 

これからは、毎日ではないにしても、線香をあげたり、お墓の掃除もやろうと思いました。

 

生涯に一度は、お遍路に挑戦するのをオススメいたします。


お遍路が終わってから。

 

自分と関わるみんな、家族、そして、自分自身の健康と繁栄をお祈りしてきました。
私自身、何をやりたいのか、どう生きたいのか、少しずつですが、見えてきました。
また、明日から、仕事に集中し、結果を出し、皆様に貢献する。そう誓いました。

 

小豆島お遍路のコツなど、まだまだたくさん書いていきたいと思います。

 

写真はある寺で、のら犬が道を教えてくれました。

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