【WELQへの告発】病気に関するWebの情報は嘘が多い?嘘を見破る3つのこと。
健康や医療に関する情報を掲載するキュレーションメディア「WELQ」というサイトがある。
以前、「死にたい」というキーワードで、上位表示されていたが、内容が不適切であり、批判を受けていたことがある。
掲載された記事の内容が「信頼性が薄い」などと批判されていたことを受け、運営元のディー・エヌ・エー(DeNA)は11月25日、医師など専門家による記事内容の確認を始めると発表した。
welqはDeNAが昨年10月にスタートしたヘルスケアに関するキュレーションサイト。
医療や健康に関する記事を大量に掲載しており、SEO(検索エンジン最適化)を積極的に行っているとみられ、welqの記事は検索上位に表示されることが多い。
「信頼性薄い」批判受け……DeNAの健康情報サイト「welq」、専門家が監修へ - エキサイトニュース(1/2)より引用
医師などの専門家がチェックすることはとてもいいことだと思う。
医療など、命に関わる部分でもある。もし、間違った情報を鵜呑みにして、大惨事が起きたら、責任が取れるのだろうか。
ここで、問題になっているのは、
医療や健康の専門知識を持たないライターが書いた記事がほとんどとみられ、「センシティブなテーマを扱っているのに、内容の信頼性が薄い」「薬機法(旧薬事法)に違反した内容がある」「ほかのメディアからの無断転載をみられる内容が多い」
「信頼性薄い」批判受け……DeNAの健康情報サイト「welq」、専門家が監修へ - エキサイトニュース(1/2)より引用
ということである。
一応、welqでは小さい字でこのように書いている。
当社は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。
この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。
結局、自己責任の世界なのです。
そして、そのような情報が検索のトップページにでてきてしまいます。
問題なのは、多くの人が記事を目にして、一定数の人が鵜呑みにしてしまいやすいこと。
私自身も専門領域でない限り、気をつけていても、騙されてしまうケースもあります。
一つ気になった記事をあげると、下記の記事がありました。
私が疑問に感じていたのは、記事の編集だ。
記事のダメ出しはかなり強烈で、当初は相当へこんだ記憶がある。
しかし10本以上書いたあたりで、あることに気が付いた。
welqで記事をチェックしている人たちは医療のことも病気のことも知らない、ということである。
強烈なダメ出しは「キイワードが入っていない」とか「構成が指示通りではない」とか、医療や病気の本質とは全く関係のないことについてなのである。
そして大量のライターの存在である。
有象無象、玉石混交、多勢に無勢、とにかく素人集団に少し医療のことが分かっている人が混ざっている、といった状況である。
結局、ライターが、それっぽい情報をまとめて、記事にしているのが現状であるということだ。
では、きちんと、情報を得るにはどうしたらいいのか。
ここでは、簡単に3つ紹介します。
1.記事の出典や引用元を見る
2.執筆者の経歴などを確認する
3. 数値を見る。「〜らしい」などの言葉に騙されない。
1.記事の出典や引用元を見る
その記事が何を参考・引用されているのかがとても大切になってきます。
・まとめ記事の引用なのか
・医学辞典や論文などを引用しているのか
まとめ記事やブログなどの引用は気をつけたほうがいいでしょう。
より精度を高めるためには引用元や論文まで、見たほうがいいでしょう。ただ、そこまでは大変なので、本当に知りたい情報や大切な場合にするといいでしょう。
2.執筆者の経歴などを確認する
医療など、何かしらの専門分野であれば、その道のプロが書いてあることを確認するといいでしょう。
プロが嘘をついていたら、他の人に叩かれて、それで食べていくことができません。
3. 数値を見る。「〜らしい」などの言葉に騙されない。
数値があれば、それだけで客観的な数値になります。
より精度を高めるためには、統計的なところまでみればいいでしょう。
【まとめ】
結局、新聞は昔は信頼できるソースと言われていましたが、今は嘘もあると言われている時代です。結局、情報を鵜呑みにすると騙されてしまう時代。
玉石混交の中で、何を選んで、選択肢、どう行動していくのか。上記の3つの事を心がけながら、精度を高めていくしかないと思っています。