【週刊文春】将棋「三浦九段のスマホカンニング不正」問題を渡辺明竜王が独占告白
以前、このような記事を書きました。
そこで、今回このような記事がでてきました。
三浦九段による、スマホを使用した「将棋ソフトでのカンニング疑惑」の対局は4局あるとされ、そのうちの1局は10月3日に行われたA級順位戦の「三浦九段対渡辺竜王」だった。
この対局を一部の棋士がネット中継をもとにリアルタイムでソフトで検証していたところ、驚くほど三浦九段の指し手がソフトと一致したという。
渡辺竜王といえば、トップ棋士です。このA級順位戦、何がすごいかと言うと、渡辺竜王が滅多打ちにされるのです。なかなかそんな事はありません。
棋譜はこちら。
渡辺竜王は過去の三浦九段の対局も含めて調べ、指し手の一致、離席のタイミング、感想戦での読み筋などから「間違いなく“クロ”だ」と確信したという。
ただ、気になるのは、あくまでも疑惑であって、証拠ではないというところ。
三浦九段に関する疑惑は将棋界の一部で今年8月ごろから囁かれており、週刊文春も取材を進めていた。他に大手新聞社の記者も情報を把握していた。
将棋界では、有名だったのですね。
渡辺竜王が語る。
「竜王戦が始まってから疑惑が公になれば、シリーズは中断される可能性が高いと考えました。
それだけでなく、タイトル戦を開催する各新聞社が“不正”を理由にスポンサー料の引き下げや、タイトル戦の中止を決めたら連盟自体の存続さえも危うくなると思ったのです。
そんななかで最悪のシナリオは『疑惑を知りながら隠していたという事が発覚する事だ』と判断しました」
この話だけで判断すると、いい判断なのだったのかなと思います。
疑惑をもつような相手と試合したくないとは誰もが思うでしょう。
新情報としては
10月7日、渡辺竜王は日本将棋連盟理事の島朗九段(53)に事情を説明。それを受けて10月10日に羽生善治三冠(46)、佐藤天彦名人(28)、将棋連盟会長の谷川浩司九段(54)らトップ棋士7人が集まり“極秘会合”が開かれた。
という部分ですね。
三浦九段も疑惑について否定したところ。
たとえ99%黒だったとしても、まだまだ、可能性で話されている部分があるからこそ、短い期間の年内の出場停止でとどまったのかなと。
話を追っていくと、もうこれ以上泥沼になるよりも、これからの疑惑をもたれないような防止策を作っていくのでいいのかなと。
三浦先生には、復活と快進撃を期待したいところです。
竜王戦もまだまだ目が離せません。
個人的には、NHK杯テレビ将棋トーナメントで、橋本先生と三浦先生の対局が日曜日に控えています(とはいっても、録画されているので、疑惑が表に出る前の対局だとは思いますが)。これがどういう対局になるのか、本当に楽しみです。