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【将棋】三浦九段のスマホでの不正疑惑がファンとして腑に落ちない

将棋連盟の公式サイトでは


第29期竜王戦七番勝負挑戦者の変更について

『10月15、16日に京都市の「天龍寺」で開幕する第29期竜王戦七番勝負について、挑戦者の三浦弘行九段が出場しないことになりましたので、お知らせいたします。


対局規定により、挑戦者決定戦に出場した丸山忠久九段が繰り上がりで渡辺明竜王と対局することになります。


当連盟は12日、三浦九段を2016年12月31日まで出場停止の処分といたしました。』

http://www.shogi.or.jp/news/2016/10/29_13.html

としか、書かれていない。対局者が変更されるなんて、異例中の異例。

 

真相は

対局中は持ち時間の範囲で対局室から出られるが、連盟によると、三浦九段は今夏以降、離席が目立っていたという。

 

連盟側が11日の常務会で聞き取りをしたところ、対局中のスマホなどの使用を否定。「別室で休んでいただけ。

 

疑念を持たれたままでは対局できない。休場したい」と話したという。

 

期日の翌12日までに休場届が提出されず、連盟は処分を決めた。

スマホで将棋ソフト使い不正か 三浦九段「ぬれぎぬ」:朝日新聞デジタルより引用

 

これに対し、ハッシーこと、橋本崇載さんのTwitterには既に削除されていますが、

『個人的にも1億%クロだと思っている。』

との書き込みもありました。

 

謎は4点
1.成績としては、何十連勝をしたとかではない
2.ソフトとの一致率の高さでは判断できにくい
3.離席以外の何か証拠を掴んでいるのか
4.事実なら、処分が甘い?

 

三浦九段の直近の成績をみると、下記のようになっています。
4月11日 ○丸山忠久 第64期王座戦 二次予選 決勝
4月18日 ●村山慈明 第87期棋聖戦 本戦 準決勝
5月11日 ○屋敷伸之 第29期竜王戦 1組 3位決定戦 決勝
5月18日 ○畠山鎮 第64期王座戦 本戦 1回戦
5月27日 ○宮田敦史 第66期王将戦 一次予選 2回戦
5月31日 ●郷田真隆 第24期銀河戦 Gブロック 11回戦
6月03日 ●佐藤天彦 第64期王座戦 本戦 2回戦
6月09日 ●黒沢怜生 第66期王将戦 一次予選 3回戦
6月22日 ●広瀬章人 第75期順位戦 A級 1回戦
7月05日 ●佐藤康光 第2期叡王戦 九段戦 2回戦
7月11日 ○郷田真隆 第29期竜王戦 本戦 準々決勝
7月21日 ●佐藤康光 第75期順位戦 A級 2回戦
7月26日 ○久保利明 第29期竜王戦 本戦 準決勝
8月10日 ●畠山鎮 第42期棋王戦 本戦 2回戦
8月15日 ●丸山忠久 第29期竜王戦 本戦 挑戦者決定戦 第1局
8月26日 ○丸山忠久 第29期竜王戦 本戦 挑戦者決定戦 第2局
9月08日 ○丸山忠久 第29期竜王戦 本戦 挑戦者決定戦 第3局
9月14日 ●稲葉陽 第75期順位戦 A級 3回戦
9月24日 ●佐藤康光 第37回日本シリーズ 本戦 2回戦
9月27日 ○佐藤秀司 第58期王位戦 予選 2回戦
10月3日 ○渡辺明 第75期順位戦 A級 4回戦

2ch名人 三浦弘行九段の2016年度の成績 10勝11敗(7月以降では6勝6敗)より引用

 

意外と、勝ち負けが拮抗しています。

 

2.ソフトとの一致率の高さでは判断できにくい

 

将棋でオンライン対戦が増え、不正をしたユーザがアカウント停止になる事は結構あります。

 

どう不正していたのかを判断するときに、ソフトとの一致率をみます。

 

一致率が以上に高い場合や、不自然な連勝を重ねると疑われる率が高くなります。

 

ただ、プロの場合、当然、強いので、最善手を打っていくので、自然と一致率も高くなってきます。


三浦九段がとにかく一致率がずば抜けて、他の棋士より高いという情報はいまのところ出ていません。

 

3.離席以外の何か証拠を掴んでいるのか

 

不自然な離席ぐらいで、罰していたら、他の棋士にも怪しい人がたくさんいます。


なので、何かしら情報をつかんでいると思います。

 

そうでないと、竜王戦という、ビッグタイトルの一つの対局前に、このような事で汚す事はないと思います。

 

4.事実なら、処分が甘い?


不正が事実だとしたら、処分は甘すぎるのかなと。

 

年内までということで、ファンとしては、腑に落ちないです。

 

ということで、このような事が起きた経緯をもう少し深くしりたいところです。