事業とアルバイトの違い:「あなたは人類にどんな影響を与えているのか」
独立してひとつ良かったことは、事業とは何か、ということがわかったことです。未踏認定の後、たくさんの経営者に話を聞きに行った時期があるんですが、いいアドバイスをもらったんです。例えば、2000万円を投資したら、3000万円が確実に儲かる。そんな仕事をしてはいけない、と。
2000万円投資したら、2億円儲かるかもしれないけれど、3000万円は確実に儲かる。あるいは、2000万円投資して3000万円確実に儲かって、これが2000億円の投資なら3000億円儲かる。こういうものが仕事だ、と。やったら対価がもらえる、なんてのは、アルバイトと同じだ、と言われたんです。
エンジニアの社長が書いているので、とても、参考になります。
起業して、世の中の仕組みの一部が見えてきました。
事業を起こしてから、今の仕事って、サラリーマンの時とあまり変わらないかもという部分もあります。
それは、受託での開発。受託での開発は費用が決まっています。
例えば、100万円で請けおったら、1ヶ月でできたら、月給100万円、3ヶ月かかってしまったら、33万3333円です。
でも、これは1例で、100万円の案件を受託するにも、最初はとても時間がかかってしまいます。また、たくさんの悔しい思いをする場合もあります。
それだったら、サラリーマンやアルバイトのほうが全然待遇がいいのです。開発だけをやっていればいいので。
まとめると、独立して、事業を行っていたとしても、やり方を間違えるとアルバイトの延長線上での仕事になってしまうということです。
それは、必ずしも、悪いことではありませんし、私は仕事をいただき、それはそれで、とても感謝しています。一つの実績にもなりますし。
そんな事を考えていた時に、この記事にでてくる
「あなたは人類にどんな影響を与えているのか」
が問われるなと思いました。